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このあいだ「幽霊寝台急行」と「さあごらんなさい」をやって、『ゴーストハンター02』熱があがったので、ルールブック付属シナリオを読んでみる。

02用の書き下ろしっていうしね。

タイトルは、ふむ……
「ゴースト・オン・ザ・レイルズ」と「見つめてはいけない」と「ウェザートップの館ふたたび」かぁ……

って、似てる!
似てますよ! タイトル!

「ゴースト・オン・ザ・レイルズ」は、「幽霊寝台急行」と同じ、どう見ても列車物のタイトルだよ!
「見つめてはいけない」は「さあごらんなさい」と意味反対だけど作者同じだよ!

いったい何の因果なんだ?!

恐るべし、ゴーストハンター、だぜ。
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『ゴーストハンターRPG02』のマスターを初めてやってきた。

「勝てるクトゥルフ」「日本版チル」などなどの異名を持つ、このゲームが私はけっこう好きなのだ。特に恐怖ルールがいかしている。

ルールを改変して西部劇ゲームしてみたりとか、ルールを改変してスーパーヒーローゲームにしてみたりとか、未訳ホラーTRPG『Chill』(メイフェア版)を頑張って訳したが、結局『ゴーストハンター』しかやっていないこととか、懐かしい思い出が多いゲームだ(『Chill』も悪くないと思うが、重要サプリメント『The Beast Within』が手に入らないんでなぁ)。

そんなわけで旧『ゴーストハンター』は、けっこう遊んだものだが、02のマスターするのはは初めてである。イエローサブマリンで安売りしたのを機に買ってみたというわけである。

シナリオは、旧ゴーストハンター用のシナリオ集『13の幽霊屋敷』所収の、
霧の夜をひた走る寝台急行を舞台にした2レベル対応シナリオ「幽霊寝台急行」
奇妙な見世物小屋がやってくる4レベル対応シナリオ「さあごらんなさい」
の2本を遊んでみた。

この2本を選んだ理由は、単純に読んでみて面白かったから。
旧版用とはいえ公式シナリオなので、シナリオの詳しいところに触れないようにして感想を記すことにする。

まずやったのは「幽霊寝台急行」。
これは、なかなか面白いシナリオだった。
寝台急行という舞台をうまく使いつつ、ホラーありアクションありのシナリオに仕上がっている。

綺麗な話にするための要素が、オプションとしてついているのも良い。そういうのが好きな人は入れればいいし、それが自分のホラー観に合わなければスルーことができる。ちなみに私は入れて遊んでみた。


2本目にやった「さあごらんなさい」は、見世物小屋の雰囲気が面白そうだったので遊んでみたシナリオである。仰々しい煽り文句ではじまって、見ると呆れてしまうような見世物が登場する、そんなオオイタチみたいな見世物満載のところが気に入ってやってみたのだ。

その点から考えれば、とても面白いシナリオである。
だが……戦闘バランスはちょっといただけなかった。

敵が強すぎるのだ。
勝てなくはない。しかし、かなりの苦戦は必至のバランスである。
しかも、ボス戦は最終的に正面からのぶつかり合いになってしまう。

そのため、途中からプレイヤーのスイッチが戦闘用に切り替わってしまい、ホラーテイストがぶっとんでしまうのだ。敵が恐ろしければまだましなのだが、そんなに恐怖を喚起しない敵なので余計そうなってしまう。

「ゴーストハンター」は戦闘重視のホラーTRPGなので、こうなることはそれなりに覚悟してはいたが、ここまでとは思わなかった。

なんか『ソードワールド』の厳しい戦闘をやっているような気分になるシナリオである。
戦闘主軸のゲームとしてみれば、ぎりぎりの展開が続く、悪くないバランスではあるのが、もやもやした気持ちをより増幅させた。

しかも、この戦闘バランス、ゴーストハンターのシステムとあんまり合ってないのだ。


ゴーストハンターのキモは、恐怖判定にある。

キャラクターが恐怖判定に失敗すると、マスターからトランプを1枚(かそれ以上)渡される。そして、そのトランプが数字札であったら、その数字分、MPの上限が減少する。MPは精神力を表す数値なので、これが0になるとキャラクターは恐怖に屈してしまう。

ゴーストハンターのシステムのよく出来ている所は、このトランプを使うところにある。プレイヤーが自分のキャラクターのMPがどれだけ残っているのかを、他のプレイヤーに教えてはならない。

すべてキャラクターのロールプレイで表さなくてはならないのだ!

だから、このゲームで良く聞く言葉の一つは「おい、大丈夫か?」である。
これに対して「ああ、まだ大丈夫さ」「さすがに堪えたよ」「もう、ダメだ。ダメなんだよォー」「うへやあはああいいひいひひぃぃ」とか、そういった答えが返ってくるわけだ。

このルールはとても好きだ。
プレイヤーが望めば、発狂するまで恐怖に対する弱音をほとんどはかない超人的キャラクターだって、ちゃんと演じることができる。それは、とても危険な選択ではあるが、可能なのだ。

「持っているトランプの枚数を見れば、MP残量もだいたいわかるんじゃないの?」
貴方はそうお考えかもしれない。

しかし、ことはそう単純ではない。
トランプの絵札とエースは、MPを減らさないのだ。それどころか、絵札は数字札を一枚取り除き、減ったMPを回復させる効果がある。

エースに至っては、判定をクリティカル成功にしたり、HPとMPを上限まで回復させたりできるのだ。

このルールのため、キャラクターがトランプをたくさん持っているからと言って、絶対に危ないとは限らない。恐怖の中でなお不敵な笑みを浮かべる奴ほど、ゴーストハンターでは頼れる仲間なのだ。

恐怖判定に失敗し、恐怖におののきながら、その恐怖によって得たエースや絵札によって窮地を乗り越える、それがゴーストハンターの醍醐味なのである。


……なのだが、このシステムが「さあごらんなさい」では、変な方向に働いてしまった。

キャラクターのレベルが4と高いため、なかなか恐怖判定に失敗しない。
そして、そこに襲いかかってくる強力な敵。

つまり、エースが来にくい状況で、強敵と戦わねばならないのだ。
そのため、ゲーム中ではこんな台詞が頻発することとなった。

「恐怖が足りねぇ!」
「恐怖を、恐怖をくれぇー!」
「マスター、それは恐怖判定しますよね? しますよね!」

……なんだ、こりゃ。

最終的にはPC達は死力を尽くして、強力な敵に打ち勝って勝利を収めたが、最後にはもう恐怖がどうこうって感じはなかった。長い戦いを制したすがすがしさがあるばかりだ。B級ホラーのラストみたいな余韻だった。


ちなみにこのシステム的弱点だが、『ゴーストハンターRPG02』では、「恐怖判定した時に与えるトランプの量をマスターが増やす」というルールで、ちゃんと対抗策がとられている。「判定成功でも1枚、失敗すれば2枚」という具合になるわけだ。

旧システム用の、それも高レベル用のシナリオをやった私が悪かったわけである。
素直に、ルールブック所収のシナリオやれば良かったよ。


ヤネウラ

Author:ヤネウラ
私ヤネウラがけっこう衝動的に、ゲームとかTRPGとか漫画とか小説とかジョークとか、そういったものについての思いのたけを書きつらねているブログ。好きなジャンルはSF、推理、冒険、恐怖、幻想、神話あたり。コメント、リンク、トラックバックは大歓迎ですよー(でも内容に関係ないのは勘弁な)。

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