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 月曜日は『ロケットの夏』の愛好者が、私も含めて三人も集まったので、『MAGIUSロケットガールRPG』(以下ロケットガールRPG)をやってきました。

 「なんだ、マギウスかよ」と侮るなかれ。『ロケットガールRPG』は、同名のSF小説『ロケットガール』シリーズの作者本人である野尻抱介自身がデザインした、非常にハードなSFTRPGです。設定もゲームバランスもとってもハードです。

 『ロケットガールRPG』は基本的には宇宙に行って、そこでミッションをこなし、そして帰還する、ただそれだけを極めてリアルに再現したゲームです。
 これだけ聞くと、やれることの少ないひどく簡単なゲームと思われるかもしれません。しかし、そうではないのです。やることは確かにシンプルではありますが、簡単ではないからです。予期せぬアクシデント、ロケットを襲う様々なトラブル、過酷な自然現象、限られた酸素と燃料、厳しいスケジュール等々に宇宙飛行士は限られた材料を使って臨機応変に対処しなければなりません。宇宙という極限の世界で何かを成し遂げるということは、常に正しい知識と冷静な判断を必要とする、緊張感に満ちた冒険の連続なのです。任務が成功するかどうかは、すべてプレイヤーの決断にかかっているのです。

 ゲームを簡単なものにしていない、もう一つの理由は人間です。確かに宇宙で出会う人間は少数です。隣に座る相棒と宇宙ステーションの乗組員くらいのものでしょう。しかし宇宙開発には、非常にたくさんの人間が関わっているのです。基地にいる管制官、ロケット技術者、宇宙での実験結果を待つ科学者、宇宙飛行士の教官等々、数え上げたらそれこそきりがない数です。彼らは宇宙には行けません。しかし彼らもまた宇宙開発に情熱と人生を捧げているのです。PCはただ宇宙に行くためだけに、ロケットに乗っているのではありません。宇宙開発を担うプロフェッショナルの代表としてロケットに乗っているのです。

 ゲームの雰囲気を掴みたいなら、以下の資料などが参考になるでしょう。
 小説なら、もちろん『ロケットガール』のシリーズです。宇宙の様子は当然、ソロモン宇宙協会がどんなにいい加減で夢に溢れているかがわかります。
 漫画なら『ムーンライトマイル』がお勧めです。特に前の方の巻で展開される話はゲームとかなり近い時代を舞台にしていますので、かなり参考になります。マニュアル作成、人命救助、ステーション建設などの多岐に渡るミッションが描かれているのでシナリオの引き出しを増やす助けになるでしょう。時代がかなり離れていますが『プラテネス』も読んでおくと良いでしょう。
 映画の一押しは『アポロ13』です。これは突然の事故に見舞われたアポロ13の苦難を描いた映画です。ゲームでもロケットは良く故障するのですが、それがいったいどんな状況を生むのかが良くわかります。
 18歳以上でパソコンを持っているのならば、前述した『ロケットの夏』がお勧めです。仲間達が力を合わせてロケットを組み上げ宇宙を目指すという、ロケット好きにはたまらないストーリーになっています。

 今回は初心者一人とブランクがある熟練者一人を、プレイヤーに迎えてのゲームだったので、ロケットで宇宙ステーションに行って、物を届け、帰ってくるだけのごくシンプルなミッションを中心に遊びました。
 もっと凝ったミッションの方が良かったかなとも開始前は考えていましたが、結果的にはうまく盛り上がりました。マスターが何かしなくても勝手にロケットが故障して、プレイに緊張感が出てしまうゲームなので、始めのうちはそれほど仕込まなくても盛り上がるんですよね。
 僕も久しぶりにマスターできて楽しかったです。このゲームは地上の管制官を通すことで、ほとんどいつでもゲームに介入することができるので、マスターも手持ち無沙汰にならないところが良いですね。パイロットと管制官は宇宙と地上で完全に分業しているので、NPCがPCの活躍をとることも、PCがNPCに頼り切りになることもないのもポイント高井です。

 というわけで、とても楽しい一日でした。当日に突然やるゲーム変えても文句言わず参加してくれたプレイヤーのみなさん、ありがとうございました。
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 日曜日はD&D3.5で『邪悪寺院、再び』。
 既製シナリオのネタバレはさすがに気が引けるので、感想だけ。

 さすがはTRPGの老舗のD&D。やることは単純だが、なかなか奥深いです。ゲームとしての面白さかなりのもの。人気があるのもうなずけます。
 ただ、今のところファンタジー分で満足できないのが不満ですねぇ。けっこういろんな異種族が出てきてはいるんですが、みんな人間的精神や人間風文化を持っているような感じがするのです。外っ面とゲーム的特徴だけが異種族というのは、ちょっと残念です。もっと、こう、雰囲気の面からファンタジーらしさが感じ取れると、個人的にはグッとくるのですが。

 ゲーム的には、自分の使っているレンジャーの戦闘スタイルが味方のバードの歌と、うまくかみ合ってきたので良い感じでした。確かに手数が多いほど、恩恵を受けられますねぇ。

 あとゲーム終了後に聞いた、善本に載っている秩序にして善のお偉いさんがたの話が興味深かったです。やっぱりキリスト教圏のゲームだから、天使が強力なんですかね。


ヤネウラ

Author:ヤネウラ
私ヤネウラがけっこう衝動的に、ゲームとかTRPGとか漫画とか小説とかジョークとか、そういったものについての思いのたけを書きつらねているブログ。好きなジャンルはSF、推理、冒険、恐怖、幻想、神話あたり。コメント、リンク、トラックバックは大歓迎ですよー(でも内容に関係ないのは勘弁な)。

TRPGのプレイレポートはこちら

「わたしのすきなもの」に関してはこちら。

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