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 もう一月ほど前になってしまうのですが、正義の仙人となって邪悪な妖怪や仙人と丁々発止の戦いを繰り広げるTRPG『央華封神』の第3版をマスターしました。
 いやー、面白かったですよ。央華のマスターやったのは十年ぶりくらいで、マスタリングの仕方ほとんど忘れていたのですが、かなり楽しく遊ぶことができました。

 やってみて3版はかなり気に入ったので、3版はこれまでとどこが違うのか、どこが面白いのかを書いておきます。

 なお、私は1版の文庫の奴で遊んだ経験がほとんどなので、比較は1版基準となっております。ムックの2版の頃からそうなっている所もあると思いますが、その点はご了承ください。

・精神値が重要になった
 精神値の扱いが変わって、1版よりも重要度が増しています。今回は、1シナリオに1回だけ精神値でダメージを受けることができるんですよ。根性で耐えるわけですな。イカス。

 それと恐怖に関するルールも変わっています。2版は仙人がなんかすぐに恐怖に押しつぶされてしまうルールらしいのですが(!)、その辺が緩和されている模様。ちょっと判定ルール間違って運用してしまったせいで、セッションではよくわかりませんでしたが。

 そうそう、恐怖などで減った精神値を回復する方法が面白いですよ。碁や書道といった趣味に没頭すると治るのです。これで趣味にも意味が出たよ。良きルールかと。
 あと笑えるのは、故意の戒律破りでも精神値が回復することです。ストレス解消になるんだそうな。セッションでは、冷静沈着を義務づけられている風水の仙人が、いきなりキれていておかしかったです。

・PC以外の仙人・邪仙についての説明が増えた
 ゲームマスターブックの方に、かなりの人数の仙人と邪仙の説明が載っています。お助けNPCや敵として出すのには、かなり便利だと思われます。欠点は、小説やリプレイのキャラが多いことかなぁ。NPCの間だけで関係が完結していたり、既に死んでいたりするのはちょっと使いづらいですよ。オフィシャルに詳しいプレイヤーが場にいなければいいんだけどね。

・共通仙宝ができた
 どの洞統でもとれる共通仙宝というものができました。結構便利な仙宝が入っています。
 なんと回復アイテムの金丹壺が、共通仙宝になっているんですよ! 今までは巫この術者がいないとシナリオ序盤はほとんど回復できないゲームだったのに。これでどんなパーティでも、回復だけはなんとかなるようになりました。
 あと、地味ながら必殺の割り込みアイテム・土偶使も共通仙宝になっています。おいおい、大丈夫かよ……

・時代を進めるための指針が提示された
 これが一番気に入った変更点。
 央華は仙人を遊ぶゲームなので、シナリオとシナリオの間が平気で数百年も経ってしまうようなゲームなのですが、これまでの央華封神では、それ位時間が経っても下界の社会はほとんど変化しませんでした。何百年、年千年、何万年たっても、村レベル部族レベルの社会のままという設定だったわけです。
 この設定、楽ではあるんですが、あんまり好きではありませんでした。これだけ時代の隔たりがあるのに、それを生かせないってのはねぇ。せっかく長生きしているんだから、時代に取り残される孤独をプレイヤーに感じさせたいじゃあないですか。

 とか思っていたら、この設定、3版ではちょっと変えられて、社会のありようと変化させてもイイヨということになったのです。ゲームマスターブックの方にどんな風に時代が進むかとか、時代が進めば仙人は身を隠す必要がでてくるとか、ちょろっと書いてあるだけですけど、それでもかなり大きな設定変更ですよ。
 凄くワクワクしますね。やっぱり、こういうダイナミズムを感じさせるゲームは良いよ。

 このゲームは、超高レベルの仙人になると1シナリオ間の時間経過が1万800年まで行っちゃいます(PCがこのレベルの心の境地に到達するのは、まずありえないですけど)。1万年ってことは、それこそ文明が何周かする可能性もあるわけです。
 前のシナリオが高度に発達した大都市を舞台にしたシナリオだったのに、次のシナリオはいきなり猩々と狒々が支配する原始レベルの社会を舞台にしたシナリオになったりしてしまうのわけですよ。
 考えるだけで、もうたまらんね。
 これぐらいやってこその仙人だと思うのです。妖怪ぶっ殺してまわるだけなら、水滸伝の連中にだって多分つとまるぜ。


 ゲームに大きく関わる変更点はこんなところです。
 いろいろありましたが根本的なところはほとんど変わっていません。
 洞統が多い割にパーティ編成の自由度が低いところとか、そのことについてルールブック中であんまふれていないところとか、相変わらずです(巫こが必須ではなくなったのは大きいですが)。
 むかしは『電撃アドベンチャーズ』で生き残るための技術を新出教授とDr.ディーヒャックが叩き込んでくれたからまだ良かったけど、新しい参入者はどうすればいいんでしょうか。 やっぱり死んで、いや毎回「師匠の一筆」を使って覚えるのでしょうか。

 残念なのは、今はあんまり中国ブームではないことですね。このゲームは中華風の冒険に興味がないと楽しみにくいゲームですからねぇ。このセッションの時も、2人の参加者があんまり仙人に興味のない人だったので説明に苦労しました。
 こういう時、悩みどころなんですよねぇ。中国らしいお約束を入れるべきかどうかって。仙界から逃げてきた従者が大暴れとか、人肉饅頭とか、とんでもない刑罰とか、しびれ薬入りの酒とか、仙人にやたら懐疑的な為政者とか、知らないとただとんでもないだけのイベントだもんなぁ。うーむ。
 このセッションの時も、仙界を数日前に逃げた敵を追ってきたら、人界では数年が経っていたという西遊記お馴染みのネタを入れたら、プレイヤーにきょとんとされてしまいました。このネタって一般常識じゃなかったのか! すまん! 確かにルールにはそんなこと書いてなかったような気もするよ!

 知っている人と知らない人のこういったギャップを、いかにして埋めるかが央華封神の大きな問題と見た。俺も八仙や捜神記は知っていても、三国志や封神演技はあんま知らないんで、このへんけっこう切実ですよ。


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ヤネウラ

Author:ヤネウラ
私ヤネウラがけっこう衝動的に、ゲームとかTRPGとか漫画とか小説とかジョークとか、そういったものについての思いのたけを書きつらねているブログ。好きなジャンルはSF、推理、冒険、恐怖、幻想、神話あたり。コメント、リンク、トラックバックは大歓迎ですよー(でも内容に関係ないのは勘弁な)。

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