*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


 今回と前回の『キン肉マン』(174・175話)は、「自分のためには戦わない。友の熱い思いに応える時、はじめて本気を出す」というキン肉マンの昔からの特徴であり、かつ面倒くさい部分が描かれた話だった。こんなに長寿命の作品なのに、いまだにキン肉マンが逃げ出す場面を描いてるゆで先生の首尾一貫さを強く感じた。

 戦闘多めの漫画の主人公なのにキン肉マンは、強くなりたいという願望が非常に薄い。他の超人たちにとって、自分の強さというのは重大な関心事であり、誰もがキン肉マンと戦いたがっている。しかし、面白いことに主人公であるキン肉マンは強くなりたいって思っていない。

 必殺技が良い具体例だろう。他の超人達は、必殺技の開発に余念がない。読者の見えないところで鍛錬した新技を披露するのは、大きな見せ場だ。だが、戦いの中で偶然会得することはあっても、キン肉マンはこっそり新技の訓練をしないのだ。強くなることに対して興味がないから、そうなるんだろうな。

 普通こんなキャラを主人公にしたら、技の少なさがネックで話は面白くはならないだろう。「既に48の殺人技を教えられていて、それを場面に応じて出す」という設定にしたゆでたまごは、まさに天才であると言うほか無い。あの設定以外で、強さへの願望の薄いキン肉マンの良さを引き出すことはできないだろう。さすが、ゆでである。


 

この記事へコメントする















ヤネウラ

Author:ヤネウラ
私ヤネウラがけっこう衝動的に、ゲームとかTRPGとか漫画とか小説とかジョークとか、そういったものについての思いのたけを書きつらねているブログ。好きなジャンルはSF、推理、冒険、恐怖、幻想、神話あたり。コメント、リンク、トラックバックは大歓迎ですよー(でも内容に関係ないのは勘弁な)。

TRPGのプレイレポートはこちら

「わたしのすきなもの」に関してはこちら。

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。