青い空、白い雲、熱い太陽。テラスに席を取って、テキーラを飲みながら、客人を歓待する。新鮮な生牡蠣を食べ、新しく街に作るレストランの計画を練る。宴が終わり、闇の中、地下室へ行き報告をする。飲食の楽しみもなく陰鬱に話を聞く主たち。しかし、哀れむことはない。俺たちは主が大好きなのだから。
このあいだ『ヴァンパイア:ザマスカレード』を、PC=グールで遊んでみたけど、めっちゃ面白いで、これー
本家の『ヴァンパイア:ザマスカレード』だと、ヴァンパイア同志は潜在的な敵だから、けっこうギスギスしたプレイになりがちなんだよね。世代の低い、偉くて権力のあるヴァンパイアは「こいつら、俺のこと同族喰らいしようと狙ってんじゃないのか?」って考えがちだし。
でも、グールは、ヴァンパイアと比べると戦闘力低いんで、あんまりライバルにならないんですよ(策略を練ればヴァンパイア滅ぼせるけど)。だから、そんなギスギスしない。
あと、グールに出来て、ヴァンパイアにはできないことがあるから、ヴァンパイアはグールに頼らざるえないんだよね。
例えば、ヴァンパイアは死体だから飲食できないんですよ。でも、吸血するために人間を自分の縄張り内に集めたいから、おしゃれなレストランとか作りたい。そうなると、飲み食いできるグールに頼らないといけなくなるわけですよ。ヴァンパイアは味見もできないし。あと、夕陽が綺麗に見えるレストランとかも、ヴァンパイアはうまく作れないしね。
そういう特徴があるから、ヴァンパイアの偉い人(参議)と、PCのグールが組んで、街を盛り上げるために新しいレストランの企画をつくるってシナリオをやってみたら、それがめっちゃ面白かったんですよ。びっくりでした。
『ヴァンパイア:ザマスカレード』だと、参議とPCが協力して何かするようなシナリオ考えつけなかったから新鮮でしたね。一方的に命令されるシチュエーションしか思いつけなかったから。
というわけで、グール良いですよ、グール!
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