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 ある、月の美しい夜。
 高校二年生の男子生徒、間潮慎士は信じがたい事態に遭遇した。
 剣を持った動く死体、そうとしか言いようのないモノに襲われていたのだ。

 しかも、事態はそれだけではなかった。
 そこに西洋甲冑を着た人物がやってきて、その死体と戦い始めたのだ。

 助かった、
 そう思った慎士だったが、そう甘くはなかった。

 物陰から、新たな人物が現れたのだ。
 フードをまとい、薙刀のような武器を手に持つ、これまた尋常ならざる者であった。
 かの者が長柄の獲物を指図するかのように振るう。
 するとその後ろから、また新たな動く死体があらわれた。
 
 そして、剣を振りかざしつつ、慎士の方へとうめきながらやってくる。

 甲冑の人物は一体の動く死体と戦っており、助けは期待できない。

 慎士があまりに理解しがたい出来事の連続に混乱していると、それに輪をかけるような事態が起こった。頭の中で声が響いたのだ。

<死にたくなければ私の言うとおりにしなさい。戦いなさい。私を抜きなさい。>

「だ、誰だ?」

<貴方の目の前にいるモノです。さぁ、私を抜きなさい。斬りなさい。殺しなさい>

 見ると、慎士の足元に一本の太刀が落ちている。 
 慎士は無我夢中で刀を抜いた。

 夜のしじまに刃を抜きはなつ音が鳴りひびき、その刀身は月光を受けて妖しくきらめいた。

<さぁ、私を振るいなさい!>

 うめきつつ剣を振り上げる死体に対し、慎士は無我夢中でその刃を振りまわした。

 一刀両断!
 僅かな差で先に当たった慎士の刃は、いともたやすく動く死体を袈裟切りにしていた。


 …


 慎士が戦いの興奮が冷めたころには、既にフードの人物は姿を消しており、動く死体も見あたらなくなっていた。

 一人、意匠の凝らされた盾を持った甲冑の人物だけが、月光の中に立っていた。
 
「あなたは……」

 いきなり問いかけられた声に、慎士は身構える。

「……もしかして、間潮咲さんのお兄さんですか?」

「え?」

 その名前は慎士の義理の妹の名前で、問いかけた声は若い女性のものだった。


 月光の中で二人が運命の出会いを果たす時、凄惨なる血風禄が始動する。
 その物語の名は「シグルイ/ステイナイト」 。

 汝、次回も刮目して見るべし!



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ヤネウラ

Author:ヤネウラ
私ヤネウラがけっこう衝動的に、ゲームとかTRPGとか漫画とか小説とかジョークとか、そういったものについての思いのたけを書きつらねているブログ。好きなジャンルはSF、推理、冒険、恐怖、幻想、神話あたり。コメント、リンク、トラックバックは大歓迎ですよー(でも内容に関係ないのは勘弁な)。

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