合宿で『ハンター:ザ レコニング』(『Hunter:The Reckoning』)という未訳TRPGのストリーテラー(このゲームではマスターのことをこう言う)をやる予定です。
未訳ゲームで知らない人も多いと思うので説明をしておきます。このゲームはちょっと特殊な感じのゲームなので。実際に遊んでみて「騙された〜」では、せっかくの日曜日が台無しですからねぇ。
『ハンター:ザ レコニング』通称「H:tR」は、日本語展開もされている『ヴァンパイア:ザ マスカレード』や『ワーウルフ」ジ アポカリプス』、『メイジ:ジ アセンション』の姉妹作品なので聞いたことがある人も多いかも知れません。ホワイトウルフ社から出版されている、これらの作品群は総称して<ワールドオブダークネス>シリーズと呼ばれています。おっと、今は旧ワールドオブダークネスかな。
なお、これから為される説明は、あくまで私個人がこれからするゲームに向けての説明です。私とは異なった雰囲気で、H:tRを遊んでいる人もたくさんいるはずなので、そのへんは気をつけてくださいね。
H:tRは、もの凄く簡単に言うと、ハンターと呼ばれる人間達が超自然的な怪物達と相対する物語です。
こう書くと、超能力を持った怪物退治人が、吸血鬼や幽霊やゾンビをばったばったとなぎ倒していくゲームと思われる方も多いと思います。
でもH:tRは、ちょっと違います。
伝奇物よりは、むしろ社会派警察ドラマに近いですね。
H:tRの主人公である「ハンター」たちは、怪物と相対するための特殊な力を有していますが、けっこう普通の人々です。いえ、この表現は正確ではないですね。普通の人々にもかかわらず、怪物を見つけそれに対処する力をなぜか持たされてしまった人たちが、ハンターなのです。
ですから、ほとんどのハンターは生計をたてるため普通の職業に就いていますし、家族だっています。伝奇小説によく出てくる怪物退治を生業としているような専門家の方が、逆に少数なのです(サプリメントとか詳しくないので違うかもしれませんが、今回のゲームではそうだとしておいてください)。
そんな人々が、怪物退治に乗り出すのです。
それ故多くの悩みを抱えています。
・怪物が人を襲うのは見過ごせない。でも、人に怪物を裁く権利はあるのだろうか。
・人間の姿をした怪物をどうやって殺せば、警察に捕まらずにすむだろう。
・明日、みんなで怪物を狩りに行かなくてはならないんだけど、補習授業が急に入ってしまった。どうしよう。
・家によりつかないという理由で離婚を切り出されてしまった。家族に本当のことを打ち明けるべきでしょうか。
・なぜ、私なのですか、なぜ? なぜ? なぜ?
しかも、ハンター達ですら一枚岩ではありません。
怪物をどうすべきか、そんな根本的なところからして、みな異なる信条を持っているのです。
怪物倒して、はい、終わりではないのです。
そのため、ハンター達は当然のことながら様々なことで意見の相違を見ます。
言うなれば、刑事と検事と裁判官と弁護士と陪審員と被害者がいっしょになって、犯罪者を追うようなものだからです。
と、こんなところが、私の考える『ハンター:ザ レコニング』です。
普通の現代怪物退治物と異なっているところが、わかってもらえたでしょうか。
簡単にまとめると『ハンター:ザレコニング』は、ハンター同士で意見をぶつかわせながら、怪物に対処していくゲームと言えるでしょう。 意思統一のとれたチームを組んで、怪物を効率よく殺すゲームではないことに注意してください。
ゲームに参加する上で守って欲しいのは
「PCはハンターである」
「PCは、怪物に対してなんらかのアクションを取るつもりである」
「不満はあってもキャラクター同士でグループを組む」
「グループは組むが、意見が対立することを恐れない」の四つです。
このへんを守って頂けるとゲームがスムーズになって助かります。
地味になりそうな要素が多くて、しかもセッション中よりよい解決のためにプレイヤー同士でずっと話し合ってそうな、ゲームでもいいから遊んでみたいという人の参加をお待ちしております。
今回のセッションでは、新米ハンターでも知っている基礎知識についての説明は
こちら ハンターの性質を決める最も重要な要素である“信条”についての説明は
こちら